このページは、インプラントLPのデザイン発注時の仕様書の要点をまとめたものです。実際の納品時は Word / スプレッドシートでの提出を想定しています。ここでは「なぜこの順番・この見せ方にするのか」を、デザイナー様がイメージしやすい形で示します。
1. 前提と目的
- 対象医院:医療法人ラウレア 一宮にじいろ歯科矯正歯科小児歯科(愛知県一宮市浅井町)
- 目的:総合歯科サイト(nijiiro-dc.com)とは別に、インプラント単体で意思決定まで導く1枚のLPを用意する
- ゴール(コンバージョン):無料カウンセリングの「電話予約」または「WEBフォーム送信」
- 流入想定:リスティング広告(「一宮 インプラント」「インプラント 骨がない」等)+ 本サイトからの内部リンク
- 制作分担:本仕様書=企画・構成・原稿・ワイヤー / 別途デザイナー様がビジュアルデザイン / 実装は WordPress
2. ターゲット分析
インプラントの検討者は「機能回復ニーズ」と「不安・警戒」が同居しているのが特徴です。一宮という土地柄、車移動・家族単位での通院が多い点も踏まえます。
A:奥歯を失った50〜60代
入れ歯に違和感。しっかり噛みたいが手術がこわい。費用の総額と期間を知ってから動きたい。
刺さる訴求:静脈内鎮静法/無料カウンセリング/総額の目安提示
B:他院で断られた40〜60代
「骨が足りない」と言われた。あきらめきれず再検索。専門性と難症例対応の実績を確認したい。
刺さる訴求:骨造成/サイナスリフト/CT精密診断/セカンドオピニオン歓迎
C:家族の付き添い・子育て世代
親の治療を一緒に検討、または自分の前歯。小さな子連れで動きづらい。
刺さる訴求:託児専属の保育士/完全個室/駐車場30台
3. 競合サイト分析
ご提示いただいた参考4サイトを比較。共通する「勝ちパターン」は踏襲しつつ、にじいろ歯科の独自資産で差別化します。
| サイト | 軸にしている強み | 構成上の特徴 | にじいろが取り込む点 |
| deneb-dc.com | ショートインプラントによる「短期間・骨造成不要」を4Sで言語化 | コンセプトを頭文字で記号化/治療期間の比較グラフ/症例ごとにリスク明記 | 「体・心の負担」を軸コピー化。期間の考え方を図示 |
| higashisendaishika.com | 年間120症例・口腔外科出身という実績数と経歴 | 数値の可視化/Medical DOC等の第三者バッジ/タブ式で難症例を整理 | 難症例(骨造成/サイナス/GBR実績)をタブまたはカードで整理 |
| higashi-dentalclinic.com | 「今だけでなく将来の健康まで」という長期視点 | FEATUREを1〜9でナンバリング/比較表を◎○△×で明快化/資料請求動線 | 選ばれる理由を8項目にナンバリング/比較表を採用 |
| gamousika.jp | チーム医療(医師3名)と理事長の哲学 | 装飾で区切りを付けた回遊性/Instagram連携/医療費控除の計算例 | 院長理念を前面に/医療費控除を具体例で説明/SNS導線 |
にじいろ歯科ならではの差別化ポイント(LPで必ず立てる)
- ドイツ・カムログインプラント(ポルシェ子会社が100%自社工場製造)という具体的な製品ストーリー
- サージカルガイド+高精度「エールガイド」の2段構えという精密性の表現
- 口腔外科麻酔科医による静脈内鎮静法+電動注射器+生体情報モニタで「痛み・こわさ」を正面から
- Benex3による低侵襲抜歯(骨の温存=難症例の可能性を広げる)
- 託児専属の保育士・完全個室・駐車場30台という「通いやすさ」=家族層への強い訴求
- 院長理念「マイナスをゼロではなくプラスに」を軸トーンに
4. ページ構成(ワイヤーフレーム)
意思決定の順序=共感 → 期待(強み)→ 不安の解消(難症例・リスク・比較)→ 具体化(流れ・費用)→ 証拠(症例・院長)→ 行動(予約)。CTAは各ブロックの切れ目に反復配置します。
① ヘッダー(固定)ロゴ/電話番号/「無料相談」ボタン。SPは追従の電話・WEB予約バーを画面下に常時表示。
② ファーストビューキャッチ+サブキャッチ+強み4点のチップ+CTA2種(電話/WEB)。背景は診療シーン。医院名・エリア・駐車場30台を明記。※コピー案は第5章。
③ お悩み → 無料カウンセリング「こんなお悩みありませんか」6項目 → 無料カウンセリング案内ボックス(電話番号大きく/WEB予約ボタン)。
④ 選ばれる理由(REASON 01–08)画像+見出し+本文+タグの左右交互レイアウト。01専門ドクター/02カムログ/03CT・ガイド/04鎮静法/05難症例・Benex3/06完全個室/07託児/08保証。
⑤ 他院で「骨が足りない」と言われた方へ骨造成・GBR/ソケットリフト/サイナスリフトの3カード+セカンドオピニオン歓迎の注記。
⑥ CTAバンド(色帯)「まずは無料カウンセリングへ」+ボタン2種。
⑦ インプラント治療とは入れ歯・ブリッジとの違い+メリット4点。直下に「主なリスク・副作用」ボックスを必ず配置。
⑧ 他の治療法との比較表インプラント/ブリッジ/入れ歯/放置 × 7項目(◎○△×)。横スクロール可。
⑨ 治療の流れ(6ステップ)番号付きタイムライン。ステップ1に「カウンセリング・CT撮影 0円」を明記。詳細ページへ誘導。
⑩ 費用の目安抜粋の料金表+「1本の総額目安 396,000円〜(税込・自由診療)」+分割・医療費控除。全料金表は詳細ページへ。
⑪ 症例紹介Before/After(切替可)+治療内容・費用・期間・リスクを必ず併記。もっと見る→症例ページ。
⑫ 院長のご挨拶写真+理念+インプラントで大切にしていること。経歴・資格は医院確認後に確定。
⑬ 医院情報・アクセス住所・電話・駐車場・診療時間表・地図。院内写真。
⑭ よくあるご質問アコーディオン5問(全問はFAQページ)。
⑮ 最終CTA+フッター「ご相談・ご予約」色帯+ボタン。フッターに医院情報・診療時間・サイトマップ。
5. ファーストビューのコピー案
3方向を用意。A/Bテスト前提。医院確認のうえで1本に決定します。
案1:負担への配慮を軸(ペルソナA)「噛める毎日を、もう一度あなたに。」
サブ:CTとサージカルガイドによる精密設計。静脈内鎮静法で、体と心の負担に配慮したインプラント治療。
案2:難症例・あきらめない(ペルソナB)「"骨が足りない"で、あきらめていませんか。」
サブ:骨造成・サイナスリフトに対応。CTで骨の状態を見極め、可能な選択肢をご提案します。
案3:地域・通いやすさ(ペルソナC)「一宮で、家族みんなで通えるインプラント。」
サブ:完全個室・託児専属の保育士・駐車場30台。じっくり相談してから決められます。
6. CTA・導線の設計
- 主CTA=「無料カウンセリング予約」。電話(tel:リンク)とWEBフォームを常に並記
- PCはヘッダー右に電話番号+ボタンを常時表示。SPは画面下に追従バー(電話/WEB予約)を固定
- ページ内に最低6箇所CTAを配置(FV直下/お悩み後/理由の後/費用の後/症例の後/最終)
- フォーム項目は最小限(名前・電話・相談内容+任意項目)。離脱を防ぐため必須は3つまで
- 電話計測用に発信ボタンのクリックをイベント化(GA4)。可能なら計測用電話番号(コールトラッキング)を検討
7. 医療広告ガイドライン対応の方針
医療機関のLPは「広告」に該当し、医療広告ガイドラインの規制対象です。デザイン・原稿とも次を順守します。
- 体験談は掲載しない(患者の主観的な治療効果の体験談は禁止事項)。代わりに客観的な症例情報で見せる
- ビフォーアフター写真を使う場合は、通常必要な治療内容・標準的な費用・治療期間および回数・主なリスク/副作用を必ず併記
- 誇大・断定表現の回避:「絶対安全」「必ず成功」「痛くない」→「負担の軽減に配慮」「痛みを抑えることをめざす」等に置換
- 「日本一」「No.1」等の最上級表現は客観的根拠がない限り使用しない
- 自由診療である旨(保険適用外)と費用を明示。未承認機器・材料に言及する場合は別途要件を確認
- 「※」注記が読めるフォントサイズであること(デザイン指定に含める)
8. KPI設計
| 区分 | 指標 | 目安・考え方 | 計測方法 |
| 最重要(KGI) | 予約数(電話+WEB)/月 | 広告費と単価から逆算して医院と合意。初月はベースライン取得 | GA4コンバージョン+医院側の予約台帳突合 |
| KPI① | CVR(セッション→予約) | 目安 1.5〜3%(インプラントLPの一般的レンジ) | GA4:主要CVイベント / セッション |
| KPI② | 電話発信ボタンのクリック率 | SP流入で高くなる想定。WEBフォームと合算でCVを見る | GA4イベント(tel:リンクのクリック) |
| KPI③ | フォーム到達率 / 送信完了率 | 到達→完了 50%以上を目標。低ければ項目数・入力補助を見直し | GA4:フォーム表示イベント / 送信イベント |
| KPI④ | ファーストビュー離脱率・スクロール到達率 | FVコピーとCTAの検証。25/50/75/90%到達を計測 | GA4スクロールイベント(拡張計測) |
| KPI⑤ | 広告:CPC・CTR・キーワード別CV | 「骨がない」「他院で断られた」等の悩み系KWのCVを重視 | Google広告 × GA4連携 |
| 改善サイクル | A/Bテスト | FVコピー3案 → CTA文言 → 症例の並び順 の順で検証 | Google Optimize代替ツールまたは出し分け |
9. デザイナー様への申し送り
- トーン:清潔・信頼(歯科・自由診療)をベースに、院名「にじいろ」に合わせ差し色を少量の虹グラデーション(区切り線・ロゴのアーチのみ)。ベースは白+ディープティール、CTAは暖色(アンバー)
- フォント:見出しに明朝(Shippori Mincho等)、本文にゴシック(Noto Sans JP)。数字・価格は明朝で視認性を上げる
- 写真:正式版は医院提供の院内・スタッフ・症例写真に差し替え(本デモはイメージ)。人物は50〜60代を中心に
- 必須の作り込み:比較表(◎○△×)、治療の流れタイムライン、料金表、Before/After枠、リスク注記ボックス、SP追従CTAバー
- アクセシビリティ:本文16px以上、注記12px以上、コントラスト比AA、タップ領域44px以上
- 実装:WordPress(固定ページ+オリジナルテンプレート想定)。料金・診療時間は編集しやすいブロックに
本デモは、上記の仕様を実際の画面イメージとして立ち上げたものです。原稿・数値は一宮にじいろ歯科様の公開情報をもとにした仮組みで、正式版は医院様の確認・写真・経歴の確定を経て仕上げます。